今回はTrilianを取り上げます!
MODO BASSも登場しましたが、まだまだ魅力的なベース音源です。
なにより音がイイ!!!
テーマはずばりタイトルの通り
Trilianでのスライド方法
色んな方のブログ等を拝見しますと、Trilianは音は良いけどスライドに自由度が無いといった意見をよく見ます。
TrilianからMODO BASSに乗り換える一番の動機になってる気がします。
確かにその通りだと思います。
ですが、工夫次第でなる程度どうにかなるとも思います。
そんな自己流Trilianでのスライド方法をご紹介しようと思います。
Trilianがスライドを苦手な理由
まずは、Trilianがなぜスライドを苦手なのかについてです。
大まかにこの4つだと思います。
- ある程度のロングトーンからのスライドが出来ない。
- スライドの長さ等の調整でアタック音が変わる。
- ベロシティ・スイッチによるアタック音の変化が不自然。
- 音色によってはスライドが用意されてない。
4つ目に関しては、ちょっとどうしようもないですね。
スライドが用意されてる物とそうでない物
ここでは、スライドが用意されている音色(ベースの種類)を挙げておきます。
- Upright Bass 1
- Upright Bass 2
- Fender Jazz Bass
- Hardcore Rock Bass
- Epiphone Retro 60’s Bass
- Music Man Studio Bass
- Lakland Rock P-Bass
- Hardcore Rock Bass
- Music Man Studio Bass
- Chapman Stick
アップライトじゃないアコースティック・ベースやフレットレス・ベース、6弦ベース等には用意されてませんね。
なので、上記以外の音色(ベースの種類)では今回の解決策は不可です。
諦めてTrilianのバージョンアップ(あるか?)を待つか、別の音源を買いましょう!
ただ、MODO BASSにはアップライトやアコベは無いので(MODO BASS2 にはアップライトとフレットレスベースが追加されました!)、そんな時はAmple Soundのベースを買いましょう!
DEMOを聴く限り使えそうです!
フレットレス・ベースは・・・わかんないっス(^^;
現在はToontrackのEZBassの拡張音源にアップライト、アコースティックベース、フレットレスベース、いずれもあります。
個人的にアップライトとフレットレスベースは欲しいのでそのうち買います!
Trilianのスライド音の検証
実際、Trilianのスライド音がどんなんだ?
って所を検証してみましょう!
TrilianではMusic Man Studio Bassを使用してます。
アタック音に注意して聞いてみて下さい。
◆ スライド・ダウン(Velocity=100)
- スライドの開始が遅く、スピードも遅い。
- スライドの開始が中ぐらい、スピードは遅い。
- スライドの開始が遅く、スピードは中ぐらい。
- スライドの開始が速く、スピードも速い。
※スライド・アップは省略。
◆ サスティーンとスライド・ダウン
(スライドの開始・スピード共に中ぐらい。)
- Velocity=1
- Velocity=64
- Velocity=100
- Velocity=126
いかがでしょうか。
同じベロシティーでもアタック音が違ってませんでしょうか?
このアタック音の違いは、サスティーンの音とのつながりが悪くなって違和感があります。
これを聴く限りTrilianがスライドを苦手としているのは納得ですね。
比較対象として、SCARBEEのも用意しました。
◆ SCARBEE(スライド・アップ)
では、お待ちかねの?解決策です。
スライドの作り方(サスティーンとスライドをクロスフェード)
まず、サスティーンの音を鳴らします。
その音を、良きところでエクスプレッションを使ってフェードアウト。
同時にスライド音をフェードイン。
これでサスティーンとスライドをクロスフェードさせます。
こうすれば、スライドのアタック音は使わずにスライド音を活用出来ます。
フェードイン・アウトのタイミングは良きところを探るには面倒かもしれませんが、慣れれば大したことはないと思います。それでも面倒だと思う方は、諦めてMODO BASSなど他の音源を買いましょう^^
ベース音源と言えば
BASS音源と言えば最近ではIK MultimediaのMODO BASS。
奏法の自由度の高さとベース自体のカスタマイズ性の高さは個人的にも非常に魅力的ではあります。
それ以外にもSCARBEEの音源があります。
こちらもスライド奏法の自由度が高いですし、音も悪くないです。
というか好み^^
Native InstrumentsのKOMPLETEにも入ってますので所有している方も多いのではないでしょうか?
まとめ
クロスフェードを使ってサンプルの切り換えるのは常套手段だと思いますが、音源内でやっちゃうっていう以外に気づかないのかもと思って書きました。
まぁ物理モデリングのリアルさに比べれば劣るかもですが、自分的には十分使える音になってると思ってます。
ベース音源に関する他の記事のリンクを以下にまとめておきます。
ご購入前の判断材料にして頂ければと思います。
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