【TOONTRACK】EZBassを使う際、知っておきたい細かい仕様

2020年6月24日水曜日

ベース レビュー/使い方 音源

t f B! P L

マニュアル読みながらサポートに問い合わせながら、ようやく大体の使い方、出来ること/出来ないことを把握できましたので、情報を共有しようかと思います。

以下のベース音源についても併せて購入前の判断材料として頂ければと思います。

弾く弦の指定は出来ない。

EZBassではどの弦を弾くかは指定できないようです。MODO BASSやJay-Bassでは出来るのですが・・・。
さすが"EZ"だけのことはありますね。

そのため、プラグイン上の描写ではスライドをさせた時にスライドの途中で勝手な弦移動が発生していて「いや、それ絶対不自然でしょ!」ってなるのですが、音はちゃんと切れずにスライドしています。

マジで謎過ぎて意味わからなかったです。

これは、弦指定出来ないわけだから描写は参考程度ということなのでしょう。
それを知ってやっと腑に落ちました。

弦の指定出来ないことに関しては、個人的にはそこは割り切って楽できるな、くらいで気にならないです。
ですが、人によっては「んっだよっ!出来ねーのかよっ!!!」って思う人もいるかもしれません。

ご注意くださいませ。

キースイッチがマニュアルと違う

マニュアルに記載されてるキースイッチがオクターブずれてたりします。

例えば、Ghost Noteのキースイッチは、マニュアルでは「E0」になってますが、実際は「E-1」だったりします。
かと思えばSlap/Popのキースイッチはマニュアル通り「B-1」です。

問い合わせたところ、どうやらDAW毎にオクターブずれてしまうキースイッチがあったり無かったりするらしいです。
Cubaseではいくつかのキースイッチがオクターブ下にずれてました。Studio Oneではズレないらしい。

なので、DAWで作業する場合は付属のMIDIデータをDAWに張り付けてみてキースイッチを確認してから使う必要があります。

因みに、プラグイン上のエディターで打ち込む場合、以下の画像の左上の「Ghorst Slap」となってる箇所を一音一音指定するスタイルなので入力方法が特殊です。なのでオクターブずれてても気にならないです。

「EZbass Vintage」ではスラップ出来ない

スラップのキースイッチに対応してるのは「EZbass Modern」のみなのですが、英語のマニュアルには「Not all libraries have slap articulations」つまり「スラップは全ライブラリーに対応してるわけじゃないですよ~」としか書いてませんでした。

「EZbass Vintage」では、プラグイン上のエディターを見るとSlap/Popのキースイッチが選択できないっぽい表示(グレーアウト)になってます。
選択は出来ちゃいますが^^;

日本語のマニュアルには「EZbass Modernのみ」と書いてありました。英語の方には無かったのに…。

スライドの不思議

半音ずつ入力される

プラグイン上のエディターでスライドを入力してからDAWに張り付けて見ると、半音ずつ入力されていてスライドのキースイッチが適用されてます。
半音ずつ入力せずともスタートとエンドの音だけを入力しつつレガートにすればスライドします
ただ、半音ずつ入力することでスライドのスピード感を調整できるようなのでその為でしょう。

効いてないと思われるキースイッチ

付属のMIDIデータをDAW上に張り付けて見てみると、キースイッチとして F#0(Slide)に加えてスライド・アップの時は G-1(Slide Down)、スライド・ダウンの時は F-1(Slide Up)のキースイッチが細かく入力されてました。

F#0 だけでもスライドできるのになぜ G-1 と F-1 にも入力されているのか?
ちなみにG-1 だけ、或いは F-1 だけにするとスライドしないです。

問い合わせた結果、G-1(Slide Down)と F-1(Slide Up)には意味がないそうです。
「ホントかよっ!?」とは思いますが、実際音を聴いても差があるようには感じません。

制作過程での名残?、バージョンアップで消えるか利くようになるか・・・どうなるのでしょうね。

最後に

ちょっとマニュアル読んだだけじゃわからない点も多々ありましたし、プラグイン上の描写でも混乱を招くような仕様になってる印象ですが、それらを把握しさえすればもう何も怖くありません!

TOONTRACK ( トゥーントラック ) / EZ BASS
¥16,500 税込 (サウンドハウス価格)

以下のベース音源についても併せて購入前の判断材料として頂ければと思います。

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