YAMAHAのアコギ「 Lシリーズ」(10万円以下の物)を試奏してきました。

現行モデルは「LL6 ARE」「LL16 ARE」辺りですが、どちらも試奏した上で中古の旧モデル(2008年モデル)の方も試しました。
LJ、LSは試奏してません。悪しからず。

試奏した感想と、下調べの中から有用な情報をセレクトしてまとめた記事になります。


ボディーサイズによる音の違いについては以下の記事をご参照ください。

Lシリーズについて

こちら、YAMAHAの公式サイトです。
現行モデルについてや各シリーズ(LS/LL/LJ)の違い等は、公式のページをご覧下さい。

Lシリーズ - アコースティックギター - LL Series - ヤマハ

Lシリーズの略歴

1974年~ 第1世代
1985年~ 第2世代
2004年~ 第3世代
2008年~ 第4世代(A.R.E.が誕生したのが2008年)
2014年~ 第5世代(現行モデル)

第3世代で、ミディアムゲージからライトゲージを前提にした設計へ変更。

「A.R.E.」は、第4世代「L36 ARE」「L26 ARE」で初めて採用。下位グレードでは不採用。
第5世代では全グレードに「A.R.E.」を採用。

第5世代の「L16シリーズ」「L6シリーズ」では、パッシブタイプのピックアップを搭載。

同世代でもマイナーチェンジはある模様。

「A.R.E.」について

「A.R.E.」というのは、大雑把に言うと新品でも弾きこんだような音が鳴るように設計された技術のことらしい。
詳しくは公式YouTubeをご覧下さい。

動画でAREの技術を見る

第5世代(現行モデル)での進化

外観、構造の違いについて等、旧モデルとの比較は以下の記事が参考になります。

【THE 比較】YAMAHA LL6 vs LL6 ARE
https://www.ishibashi.co.jp/sale-event/24468

【新製品】YAMAHA ニュー“L”シリーズに迫る!
https://guitarsele.com/article/feature/new-product-yamaha-l-series/

Lシリーズの特長

  • 倍音が豊かでダイナミックレンジが広い
  • 明るく抜けの良いサウンド
  • オケに埋もれ無さそう
  • 悪く言うと、中域のふくよかさが物足りない

参考動画

他にも演奏してる動画やレビュー動画は多数ありますが、厳選してご紹介します。


ヤマハ公式ページに演奏が聴ける動画があります。残念ながら26以上のグレードしかありませんが、第5世代(現行モデル)以外にも第4世代(2008年モデル)も少しありますので、同じ環境下での比較ができます。

Lシリーズサウンドギャラリー(公式)
https://jp.yamaha.com/products/contents/guitars_basses/soundgallery/index.html


【YAMAHAアコギ】LL6とLL16の違い(LJ,LSも)~店頭でジックリ試奏した感想~

Yamaha LL16D ARE, LS16M ARE & LJ6 ARE acoustic guitar demo

LL6とLL16を試奏してみた感想

アタック感

アタック感の瞬間は2008年モデルと現行モデルで大差なし。
ただ、ストロークの時と指でアルペジオを弾いた時だと現行モデルの方が音量差が多少出やすく、これが抑揚を上手くコントロール出来ない人にとっては扱いづらさに繋がってしまって「もっと上手くならないと演奏の粗が目立つかも?」と感じてしまいました。
上手く弾ければ良いだけの話ですが・・・。

サスティーン

公式によると、AREによって低域のサスティーンが伸びるようになり、高音域のサスティーンは従来より早めに減衰するようになった。その結果、キンキンとした耳障りな感じを減らしてるらしい。

高音域のサスティーンが早く減衰するせいか、弾いてみると2008年モデルに比べて「鳴らねーなぁ」という印象を抱いてしまいましたが、コードストロークだと2008年モデルは確かに高域での音の混ざり具合が気になるかなと。
特に強くかき鳴らした時に高音域に共鳴が発生してるように感じました。

メロディーを担当することを想定すると、2008年モデルの方が好みだったかなと個人的には感じました。

ただ、中古のLL6 AREはしっかり鳴ってたように感じたので、やはり弾きこむことでより鳴りが良くなるのかもしれないです。
試奏した2008年モデルの物の方が新品のLL6 AREよりもよく鳴るように感じたのは、そういった点も考えられます。なので弾きこむ事が重要になってきそうです。

LL6 ARE と LL16 ARE

LL6 ARE と LL16 ARE とでは音量が違うだけといった印象です。2店で試奏しましたが、どちらの店でも同じ印象でした。個体差を全く感じさせないのは流石YAMAHAさん!

オール単盤のLL16 AREの方が大きい音が出るのは必然かなと。
ただ、音量が大きいだけで弾きやすさは結構変わりますね。音量が大きいとニュアンスが出しやすい。

ネックの形状

【新製品】YAMAHA ニュー“L”シリーズに迫る!』より

「これまでネック全体的にVに近いグリップだったのが、ハイポジションに行くにしたがってゆるいVになり、薄く仕上げられるようになりました。同時に、指板のエッジも丸く面取りされていて、演奏性が格段に上がるのです。」

2008年モデルと現行モデルで比較してみて、現行モデルの方がやや弾きやすいかなと感じましたが、気にしなくて良いレベルだなと感じましたが、演奏性を重視したい方はじっくり試奏してみた方が良いでしょう。
それより音の方が重要だと思うなら気にしなくて良いと思います。

因みにV字に関してですと、YAMAHAのL-10(1981年) の方がはっきりV字になって弾きにくかったです。

あとは好みだと思うので試奏してみましょう。

その他

新品と中古の違いもあると思います。

新品のアコギは大体弦高が高めなはずですが、中古の方はサドルや弦高など調整済みで弾きやすい状態にある物が多いと思います。そうなると当然弾きやすさも変わるし、作られてからの年月によって音も変化してるはずです。

2008年モデルは、当然中古しかないですから、その分弾きやすくて良い音に感じ易いかもしれません。

そういった意味では、初心者は知識ある人を連れて中古店巡りするのが一番オススメかもしれないですね。
中古で状態も鳴りも良いLL16 AREが狙い目!!!

YAMAHA ( ヤマハ ) / LL6 ARE
¥48,270 税込 (サウンドハウス価格)
YAMAHA ( ヤマハ ) / LS6 ARE
48,400 税込 (サウンドハウス価格)
YAMAHA ( ヤマハ ) / LJ6 ARE
48,270 税込 (サウンドハウス価格)

おまけ

某ショップでギター2本の試奏をお願いしたら「準備しますので少々お待ちください。」と準備を始めました。
準備が整うまで他のギターを眺めてたら「こっち見て下さい。」と言われたので準備できたんだなと思ったら、そこから店員さんがどや顔(そう見えただけ)で3曲ほど演奏しながらうんちくを語ってきました。

ようやく渡してくれたので試奏。ある程度弾いて弾くのを止めて外観チェックしてたら、もう1本の準備を終えた店員さんがまた3曲ほど弾きながらあ~だこ~だと話始めちゃいました。

申し訳ないが、自分のギターテクを見せびらかしたいだけにしか見えなかった・・・(^ ^;
それと3曲は多いでしょ!
「あ、その曲知ってる。」って言ったら「いい曲だよね。」と言いながらリピートしだすし・・・。

因みに2本目の試奏を終えると、店員さんが3本目のギターを持ってきてオススメされました。
熱心な店員さんでもあるのかな。