【UVI】World Suiteレビュー(欧米編)

2019年1月12日土曜日

UVI World Suite レビュー/使い方 音源 民族系

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Occidental(欧米)の楽器についてのレビューです。ヨーロッパと北アメリカ大陸の民族楽器です。

収録楽器(通常のパッチ)

弦楽器

    Alpine Concert Zither アルペンコンサートチター
    Banjo バンジョー
    Dobro ドブロ
    Finnish Concert Kantele フィンランドコンサートカンテレ
    Nordic Psalmodikon プサルモディコン

管楽器

    Nordic Low Whistle ノルディックローホイッスル

蛇腹楽器

    Carina Accordion カリーナアコーディオン
    Orfeo Accordion - オルフェーオアコーディオン
    Parisian Accordion - パリジャンアコーディオン
    Victorini Accordion - ビクトリーニアコーディオン

鍵盤

    Naeshult Table Piano - ナスールテーブルピアノ
    Nordic Upright Piano アップライトピアノ
    Piano Bastringue ピアノバストリング

収録楽器が多くループ素材もたくさんあるため、サンプル音を掲載する楽器は厳選します。
トラベラー機能はありません。

弦楽器のレビュー

Alpine Concert Zither アルペンコンサートチター

アルペン、またはアルパインとはアルプスのこと。
つまりスイス辺りで使われるチターということになります。
弦の本数は34か35本が一般的。

ギターのようなフレットが付いた指板上に4~5本でメロディを奏でる。
その後、フレットがない部分が続きます。サウンドホールがあって、まるでギターのボディーのようですね。
フレットがない部分はAccompaniment、Basses、Contrabassesの3つの括りに分けられます。各10本強のようです。

打ち込み

フレットがある部分とない部分がキースイッチで分けられてます。
ボディーを叩くようなFX系の音も収録されてます。

Banjo バンジョー

アフリカ系アメリカ人が生み出した撥弦楽器。
カントリー音楽やブルーグラスで使用される。
右手の親指、人差し指、中指にフィンガーピックをはめて高速アルペジオで演奏したり、ギターの様にかき鳴らしたりする。

5弦バンジョーの場合のチューニングはいろいろありますが、よく使うであろう3つを書いておきます。
5~1弦(構えた時の上→下)の順です。
G4,D3,G3,B3,D4 = Gチューニング
G4,C3,G3,C3,D4 = Cチューニング
A4,D3,F#3,A3,D4 = Dチューニング

打ち込み

音はすごく良いです!ただ、ハンマリング・プリングオフ等のレガートの表現が出来ないのが残念ですね~。

Dobro ドブロ

リゾネーター・ギターというアコギの一種。
ドブロは、ギブソン(Gibson)社が所有するリゾネーター・ギターの商標名。
カントリー音楽やブルーグラスで使用されるが、ハワイアンでも使われることもある。
ギターと同じように構えて演奏するスタイルもあるが、横にしてスライド・バーを使って演奏するスタイルもある。

打ち込み

スライドはデモ音源にあるようなスライドアップしかありませんので、ちょっと再現難しいですかね。
ってかスライド奏法を再現できる音源ってあるのかなぁ?

Finnish Concert Kantele フィンランドコンサートカンテレ

フィンランドなので北欧のツィター属の撥弦楽器です。
伝統的な物は弦が5~10本、近代的な物は40本程度です。
収録されている物は40本くらいあるんじゃないでしょうか。分かりませんが。

指引きとスティック(爪楊枝みたいな小さいやつ)を使う奏法がキースイッチで分かれてます。

打ち込み(スティック奏法のみ)

Nordic Psalmodikon プサルモディコン

弦が1本でフレットの付いた指板で弦を押さえながら、バイオリンの様に弓で奏でる擦弦楽器。ピッチカートとかもあります。
テーブルなどにおいて演奏する。
弦が1本なので速いフレーズは向かないでしょう。

打ち込み

管楽器

Nordic Low Whistle ノルディックローホイッスル

ノルディックとは北欧のこと。
ローホイッスルはアイルランドで使われる笛です。
伝統的なティン・ホイッスルよりも息漏れが多い。
低いD管。

<余談>
「日本では他のケルト圏の音楽と共にケルト音楽とまとめて呼ばれることも多いが、アイルランド人のアイデンティティーや文化に強く由来しているものも多く、こうした「ケルト」という括りを忌避する向き“も”あることは念頭に置いておくべきである。」
Wikipedia(アイルランド音楽)より

打ち込み

蛇腹楽器

Carina Accordion カリーナアコーディオン

詳細不明。これかなぁ?

Orfeo Accordion - オルフェーオアコーディオン

詳細不明。これっぽい!?

Parisian Accordion - パリジャンアコーディオン

詳細不明。パリジャンってことはフランスの楽器ですね。

Victorini Accordion - ビクトリーニアコーディオン

詳細不明。イタリアの楽器のようです。
このアコーディオンのみ、ベースパート、コードパート、ソロパートと分かれてます。
コードは和音を引くとそれに沿ったボイシングでなります。これは手早く仕上げるのに便利そうですね^^


アコーディオン系は音の太い細い、音域が違う、等といった違いがありますが、特に特筆すべき特徴は感じませんでした。

鍵盤楽器

Naeshult Table Piano - ナスールテーブルピアノ

詳細不明。ハープシーコードに似たサウンドですね。
因みにテーブル・ピアノってこんなのです。
http://www.musashino-music.ac.jp/guide/facilities/museum/web_museum/0068/

打ち込み

Nordic Upright Piano アップライトピアノ

アップライトピアノは、日本でもスタジオなどでよくお目にかかると思います。
「Nordic」が付くと何が違うのかは不明。音もアップライトの音です。

打ち込み

Piano Bastringue ピアノバストリング

英語だと「Tack piano」というようです。
ハンマーが弦をたたく位置に画鋲(タック)あるいは釘が置き、金属的な音が鳴るようになっている。
ホンキートンクピアノの音に近く、ラグタイムで使われるようです。

打ち込み

収録されてるループ素材

アコーディオン系の素材しか無いっぽいです。ボイス素材も無し。当然トラベラー機能無し。
マジか・・・。

アコーディオンの素材は素晴らしいです。

まとめ

アコーディオン系と鍵盤楽器系の調査がちゃんと出来てなくて申し訳ないです。
時間があれば、図書館とかで調べるかもしれません。

ループ素材もアコーディオン系のみってのはなんだか残念です。
バンジョーとかドブロとかあるのに。
インディアンとかの楽器とかボイス素材とかあってもよさそうなんですが・・・。

UVI / World Suite 2
¥33,000 税込 (サウンドハウス価格)

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