はじめに


使いやすいシンプルなフィルターが欲しいと思ってたので、探してみました。
64it対応のプラグインを。

とはいえ、jBridge持ってるので32bitでも良さそうなものも探してみました。


フィルターの種類


Low Pass、High Pass、Band Pass、Notchといった種類があります。
以下のサイトが分かり易いです。

偏ったDTM用語辞典:フィルター
https://www.g200kg.com/jp/docs/dic/filter.html


64bit対応


【Togu Audio Line】TAL-Filter-2



おススメ度:★★☆☆☆

少々わかりにくいかもしれませんが、縦が周波数(カットオフ)横が時間軸です。
再生すると縦線が右へ移動する。速度は左下のBPM FACTORで調整可能(x1,x2,x4,x8,x16,x32,-)。
カーブを自由に描けるが、画像のように線を横一直線にすれば時間軸は関係なくなるので通常のフィルターと同じように扱える。
種類も(LP24,18,12,6db / HP12db / BP12db / Notch / Volum / Pan)と豊富。
ボリュームとパンの調整も可能なのが特徴的ですね。


難点は、カットオフの値をオートメーションで描けないということ。
そこはカーブを描いて対応してね、ってことでしょう。
それとHPとBPは12dbしかないことも惜しいですね。24dbもあって良いと思うのですが。


【Togu Audio Line】TAL-Filter



おススメ度:★★★☆☆

TAL-Filter-2の1つ前のモデルでしょうか?

LFOが付いてますが、これはTAL-Filter-2ではもっと細かな時間変化が描けるので微妙かなと思ったのですが、よく見るとLFO STEREOというのがあり設定したLFOの周期に合わせてPANも揺らすことができるようになってます。これはTAL-Filter-2ではできないはず。

さらにユニークなのがENVELOPEがついてること。

LFOもENVELOPEもON/OFFはありませんが、AMOUNTとENVELOPEというつまみを真ん中に設定してやればOFFと同じ状態になるので、これで通常のフィルターと同様に扱えるようになります。

種類はLP, HP, BPと3つで何dbカットできるかは不明です。
惜しいですね。


【Noiiz】Noiiz Filter



おススメ度:★★★☆☆

フィルターの種類、機能共に申し分ないと思ったのですが、実際使ってみるとしっかり音がカットされない印象でした。
音源を用意しましたのでお聴きください。
前半が素の音、中判がCubaseのコンソールのHP24dbで1000Hz以下をカット、後半が同条件でNoiiz Filterを使用した音です。



低音域のカットの具合を聴いてみると、Noiiz Filterの方が明らかにキックの音が聴こえてきます。
さらに言うとカットするポイントの1000Hz当たりの出方に差がある気がします。
Noiizの方は1000Hz当たりの音も若干カットされてる感じがします。カーブの具合が違うからでしょう。エフェクターの個性と考えて良いかと思います。

カット具合が気になるところです。


【Ohm Force】Frohmage



おススメ度:★★★☆☆

マニュアル的なものがないのでわかりませんが、
真ん中のがカットオフ、左上がQ値、左下がレゾナンス、真ん中下のスライダーがLP/BPの切り替え調整、右上が歪み、右下がエンベロープといった感じでしょうか?
左上の数字がイマイチよくわからず・・・ゲインかな
音はイイですね!LPフィルターだったらこれで問題ないかと。


【SaschArt】adsrFilter



おススメ度:★★★☆☆

フィルター・タイプは、LP,HP,BPの3種類。

エンベロープがあって、より細かい音作りが可能。
Mixのつまみでドライとウェットの量を調整できます。

レゾナンスの効きがもっとえげつなくても良かったかなといった印象です。


64bit非対応だがイケてるやつ


64bit非対応であることはおススメ度の評価対象外としてます。


【RAZ Audio】F1 FilterBox



おススメ度:★★★☆☆

GUIは見やすいと思う。
LPF、HPF、BPFのすべてにおいて12dbと24dbが選択できるのが魅力的。
LFOも装備されてて多機能。

悪い点は、Notchがないこと。
とはいえ32bitでも良いという人にとってはファーストチョイスになり得るプラグインです。


【rs-met】EngineersFilter




おススメ度:★★★★★

フィルター・タイプが豊富。
下の画像を見ればお分かりの通り、線が歪んでます。上の画像の線はまっすぐなのに。
おそらくフィルターのちょっとした音の着色ができるのでしょう。
カットした帯域でも多少は音が出てると思いますが、カットした領域の音の着色も可能です。
細かいニュアンスにこだわりたい方は間違いなくコレでしょう!
カットできるゲインも-48dbまでできるようです。

惜しむらくは64bit非対応なこと・・・残念。


【SyncerSoft】Resonator



おススメ度:★★★☆☆

フィルター・タイプは、LP,HP,BP,Notchの4種類。
どのくらいカットされるか(ゲイン)が不明。

音はかなり面白い音も作れて、飛び道具的なプラグインです。
左端のトカゲみたいなイラストがカッコイイですね。

左「Type」を切り替えるとレゾナンスの具合が変わる感じで音が変わります。

真ん中のLFOで揺らぎも演出。
真ん中の「Key On」のスイッチはONが下で戸惑ってしまいました^^;

右下の「Morph」でフェイザーかけたような音にもなります。


【Kjaerhus】Classic Auto-Filter



おススメ度:★★★★☆

レゾナンスの効きが強力な感じがします。
ピヨーンピヨーンといったような飛び道具的なサウンドが作れます。

ディスコンのようですが、こちらのリンク先でダウンロードできます。
https://www.acoustica.com/plugins/vst-directx.htm

ただコーラスやコンプレッサー等、他のプラグインも同時にインストールされます。
他のプラグインもシンプルで使いやすく、非常に良く出来たプラグインですよ。64bit非対応ですが・・・。


【番外編】有料のプラグインとCubase付属のやつ


【kiloHearts】Filter



おススメ度:★★★☆☆
$19 / €19

フィルター・タイプがたくさんあります。
操作性もシンプル!観ればわかりますね^^

ただ、残念なことにGainを調整できるのはLow shelf、Peak、High Shelfの3種類のみで調整量は±12dbまで。
LP,HP,BP,NotchではGainの調整不可です。なので何dbカットできるかは不明。
シンプルが故に物足りなさが否めないです。

ちなみに、上にあるサイコロのマークをクリックすればパラメーターがランダムに変更されます。
Filterではあまり要らないかな^^

ShelfとPeakもあり、そんなに高くもないので買っても良いかもしれません。


【Steinberg】MorphFilter



おススメ度:★★★☆☆

Cubase付属のプラグイン。
LPとHPをモーフィングすることができたりします。もちろん通常のフィルターとしても使えます。
フィルター・タイプもLP,HP,BP,Notchがあり、カットできる量はLPとHPが6、12、18、24dB、BPとNotchが12、24dBと多機能で素晴らしいのですが、個人的に視認性が悪く使いづらいなといった印象。
音も非常によくできているのでもったいないなと思います。
まぁ使い勝手は慣れですからしばらく使ってみようと思ってます。


まとめ


64bitで完璧なものはさすがにありませんね。32bitであれば良さげなのがあるのですが・・・。
Noiiz Filterは限りなく惜しいですね。もっとしっかりカットできてればなぁ。
なので新たなFilter探しのついでにまとめてみました。

良さげな新作プラグインを見つけたら追記していきたいと思います。