Cubase Pro10.0.30、環境設定のバグ対策!

2019年7月24日水曜日

DAW レビュー/使い方

t f B! P L

Cubase Pro10.0.30以外のバージョンではバグはなくなってますので、快適に使用できております。


自分は、Windowsユーザーです。今回の内容はMacユーザーに当てはまるかは不明です。
悪しからず。

自分だけかもしれませんが、Cubase Pro10.0.30になってから環境設定のバグにイライラさせられております。

Cubase Pro10.0.30の環境設定をカスタマイズして環境設定プリセットに保存する時にうまくいかなかったり、一度Cubaseを閉じてから再起動したときにデフォルト値に戻ってる、等といった症状が多発しております。特にカラー設定は腹が立つほどめちゃくちゃです!

そんな症状の原因と対策を見つけたので書いておきます。

環境設定のバグ症状

見た目に分かり易いのでカラー設定で検証します。

デフォルトの状態
環境設定変更後の状態

①保存した状態が反映されない問題1つ目

「チェックした項目のみ変更」にチェックを入れて、設定を変更してプリセットを保存する(この順番はどちらでも結果は同じ)。
一旦デフォルトの状態に戻してから保存したプリセットを読み込ませる。
保存した状態は反映されない。

②保存した状態が反映されない問題2つ目

読み込めばちゃんと設定が変わってくれるプリセットを保存できたとします。
そのプリセットを読み込んだ状態で「チェックした項目のみ変更」のチェックをON→OFFと操作します。
それでプリセットを保存すると、そのプリセットにはデフォルト値が保存されます(おそらく全項目)。

「チェックした項目のみ変更」のチェックON→OFFの操作以外にも、普通に保存しておいたプリセットを読み込んで保存するだけでも、そのプリセットにはデフォルト値が保存されました。

なので保存したそのプリセットを読み込むとデフォルト値に戻ってしまいます。

③起動の環境設定の問題

Cubaseを起動すると、閉じる前に設定しておいた環境設定の状態が反映されない(部分的にデフォルトの状態で起動する)。
これに関しては再現手順が未だ判らず・・・。判ったら追記する予定です。

原因と対策

①プリセットの保存が出来てない問題の原因

環境設定プリセットは以下のPATHにあります(*****は個々のPC名)。
C:\Users\*****\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase 10_64\Presets\Configurations

次に以下の画像をご覧ください。

左図:「チェックした項目のみ変更」にチェックを入れて保存したプリセットのファイル
右図:「チェックした項目のみ変更」にチェックを外して保存したプリセットのファイル

左図はもう明らかに設定値が保存されてませんね。
とりあえず解決策は後回しにして次へ行きます。

②プリセットの保存が出来てない問題2つ目と対策

「チェックした項目のみ変更」のチェックをON→OFFしてから保存するとデフォルト値がプリセットに保存される、という問題ですが、だったら「チェックした項目のみ変更」は触らなければよいですね。

つまり、①②の両問題の対策は、ずばり
「チェックした項目のみ変更」は絶対触らない!
です。

さらにプリセットを読み込んで保存するだけでプリセットの保存が上手くいかない問題ですが、これはカラー設定の部分だけかもしれません。
「トラックタイプのデフォルトカラー」や「MixConsoleのフェーダーカラー」は見ればすぐわかるくらいデフォルト値になってる感がありますので、把握しやすいです。しかし、「カスタムカラー」の画面ではカラー表示部分はちゃんと色が変わっているのに保存するとデフォルト値で保存されている、というなんとも不可解な挙動をします。

どう判断するかというと、右側の「Auto」となってる箇所が「User」に変わっているかで判断できるっぽいです。カスタマイズした個所は「User」に変わるので。
上手くいかない時というのは、プリセットを読み込んだ瞬間に「User」から「Auto」になぜか切り替わります。
そうなったらもう一度カラー設定をやり直して保存すればOKです。

さぁ、次へ。

③起動の環境設定の問題と対策

初回起動時の設定値はこのファイル(*****は個々のPC名)。
C:\Users\*****\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase 10_64\UserPreferences.xml

このファイルを開いて、問題のある個所を探します。
今回はKEYエディターのバックカラーに問題があるので「surface.editor-areas.background」の値をチェック!

「Value="0"」とありますが、0はデフォルトの状態ってことだと思います。
この"0"を任意の値に変更して保存。Cubaseを起動すれば指定した状態で起動しました。

問題は以下の通り。
  • 自分の指定したい項目はどれ?
  • 状態の数値はどうやって調べれば良いのか?

正直申しまして、それは自力で探すしかないですね。

探す方法としては、
環境設定をデフォルトにしてプリセットを保存しておきます。
好きな設定に変更してプリセットを保存します。
2つのファイルを比較して、違ってる箇所があなたの探してる項目と設定値です!

因みに、比較にはこんなツールを使いましょう。
テキスト比較ツール「DF」

Windows用のツールで恐縮です。
しかも物凄い古いツール(上記のは2007年の記事だし^^)で対応OSがXPが最新ですが、シンプルなツールなので今後も問題なく使えるでしょう。とりあえずWindows10では問題なく使えます。
他にも似たようなツールはあると思いますので、DFは嫌だって人は他を探しましょう。
自分はこれで慣れてしまったので。

まとめ

機能テストの段階で検知していてほしかったですね~。
とか言いながら我が家の環境だけの症状だったらどうしよう・・・。
その時はごめんなさいm(_ _)m

とは言え、カスタマイズ性も高いし、便利機能もたくさんありますし、非常によく出来た使い易いツールだと思います!
今後もCubaseユーザーであり続けるでしょう!

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