UVI World Suiteの東南アジアの楽器についてです。
収録されている楽器は以下の通り。
「Misc Percussion」というパッチに東南アジアの打楽器が何か入ってるかもしれませんが、何が収録されてるか不明ですので聞いて判断するしかなさそうです。
UVIさん、資料欲しいです!
2018/9/8
「Misc Percussion」に割り当てられているサンプル名がマニュアルに追記されました。UVIさん、ありがとうございます!
ガムランの楽器についてのレビューを追記しました。
ガムランの楽器は"Indonesia"というカテゴリーに分けられてるのを気づかず、"Asia"というカテゴリーの楽器のみ記述してましたので。
ダン・モイ(通常のパッチ)
ベトナムの楽器。
口琴と呼ばれる種類の楽器で、唇に挟み、弁を指で弾いて演奏します。
楽器のサイズによって音程が異なるようですが、おそらく楽器単体では音程を変えることは出来ないと思われます。
実際UVI World Suiteでの仕様も、音が割り当てられているC1~B4のどこを鳴らしても音程は変わりません(ニュアンスや響き方は変わります)。
音程を変えるにはC5~B5に割り当てられているキースイッチで変更する仕様になってます。
ダン・モイによる演奏を聴いてみると、メロディーはなくリズミックなアプローチがされてます。
ラオスチター(通常のパッチ)
調べたのですが、詳細不明です。
ラオスで使用されるチターなのでしょう。
とりあえず、音だけでも。
トレモロはキースイッチでは用意されてないようです。
別トラックにトレモロのパッチを読み込む必要があります。
琴はキースイッチ有ったんですが・・・。
鐘(通常のパッチ)
収録されている鐘の種類がわかる画像と、画像のプルダウンにある種類の音を上から順番に3音ずつ鳴らしただけの音源も用意しました。
いずれも音程があります。
鐘(ビルマ)
ビルマとは・・・大体ミャンマーですかね。
鐘(カンボジア)
鐘(インドシナ)
鐘(マレーシア)
鐘(ベトナム)
ガムラン
ボナン(インドネシア)
ボナンは、小型の釜形ゴングをバチで叩いて演奏する楽器です。
音階がありますので、旋律を奏でられます。
ソロでメロディーを奏でることもありますが、複数で旋律を分担して一つのメロディーを奏でることもあるようです。
とりあえずデモ音源を作ってみました。適当です!
太鼓(インドネシア)
クンダン・アグン(Kendhang Ageng)という大型太鼓と
クンダン・チブロン(Kendhang Ciblon)という中型太鼓があります。
手で叩くタイプです。
ガンバン(インドネシア)
木琴、竹琴の類。
ガムランの合奏においては、基本的に主旋律に対して裏メロ的な使い方。
オクターブユニゾンが基本。
独奏楽器としても使う地域もあるようです。
鐘(インドネシア)
音程が違う音が鳴るけど、叩く位置によって違う(?)ような感じなので、旋律打楽器としては使えない。
あくまでも金物として使いましょう。
クノン(インドネシア)
壺形ゴング。
スレンドロ用とペロッグ用があり、それぞれ数個を1組として使用する。
この楽器の使い方がガムラン特有ですね。
スレンドロ:ガムランで使われる5音階。
ペロッグ :ガムランで使われる7音階。
最後に
東南アジアといえばガムラン、そのガムラン楽器が"Asia"とは別に"Indonesia"フォルダの中に多数収録されてます。
ちなみにインドネシア以外の楽器は"Asia"のフォルダにあります。
ちゃんと打ち込めばかなりのクオリティでガムラン音楽が作れそうです。
自分はガムランに詳しくないのでそういった音源を用意できず申し訳ないですが、用意した音源を参考にしていただければと思います。
それと、ループ素材が無かったのが残念です。
ガムランこそ素材が活かせるのではないかと思うのですが・・・。