前置き
EastWestの民族楽器音源「Silk」と「RA」のレビュー、中華・弦楽器編②&打楽器です。
「Silk」「RA」の中華編の最終回です。
今回は弦を弾いたり叩いたりして音を出すタイプの楽器と打楽器をレビューします。
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弦楽器②
古箏(Guzheng)
日本の「琴」の祖先。
Silkにのみ収録、Raにはありません。
比較対象としてGarritanの方も載せてみました。
Silk
Garritan「World Instruments」
Silkは素晴らしいです!
さらにアーティキュレーションや色んなタイプのグリッサンド等と言った特有の奏法が豊富に揃っていて作りこみに役立ちそうです。
琵琶(Pipa)
日本の琵琶の祖先ですが、撥(バチ)ではなく指(爪)で弾くスタイル。
なので日本の琵琶は撥で弾くので代用はできませんね。
Silkにのみ収録、Raにはありません。
比較対象としてUVI World Suiteの方も載せてみました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
UVI World Suiteレビュー【中華編】
Silk
UVI World Suite
UVI World Suiteのに比べて音が太い気がします。
奏法も充実してますが、UVIの方にはあったコード弾きがありません。それ以外の奏法は充実してます。
なのでソロの場合はSilk。簡単にバッキングを入れたい場合はUVIって感じで使い分けですかね。
揚琴(Yangqin)
弦をばちで叩いて音を出す楽器です。
Silkにのみ収録、Raにはありません。
Silk
こちらも素晴らしいです!
アーティキュレーションも豊富で何も言うことはありません^^
打楽器(銅鑼)
Silkには打楽器がありません。Raには打楽器が一応ありますが、中華系は銅鑼だけです。
という訳で、Raの銅鑼のレビューです。
Ra
重厚感のある音でよいのですが、種類が少ない!
叩き方を変えてるだけのような気もします。
他の民族楽器音源を持っとかないと足りませんね。
総合的に
他の民族楽器の総合音源ですとラウンドロビンになってる音源は見かけません(僕が知らないだけだも)。
SilkもRaも音色が少ない分、他の音源に比べて1つ1つの楽器のクオリティが高いと思えます。ただ、線が細く感じる音色もありました。EQとかでの調整が必要な場合ありですね。幸い優秀なエフェクターも備わっていることですので、それらを駆使していきましょう!
キースイッチに関してですが、SilkもRaも右下に一覧が表示されます。そのスペースが小さくてスクロールしないと何があるか確認できません。スクロールもやりづらい!ここはPlay6で改善されることを祈りたいところです。
ベロシティーで奏法が切り換わるパッチもありますが、楽器によっては使いづらかったりベロシティーに応じた強弱がうまく付かなかったりするので注意が必要です。まぁそれはこの音源に限ったことではありませんが・・・。
全パッチで試したわけではないですが、どうやらlegatoまたはportamentoがオンになってるとキースイッチでスタッカートが鳴らなかったり、アタック音が弱くなるようです。バグってる!と思って焦りました、いや、バグってるのか?(^^;
ボイス系はないですし、打楽器はほとんど無いのでBEST SERVICE「ETHNO WORLD 6 COMPLETE」とかも合わせて持っておくのがベストでしょう。
月琴(yueqin)、阮(ruan)、排簫 (Paixiao)、葫芦絲(hulusi)あたりは欲しかったかも。特に阮(ruan)!拡張パックとかでいいから追加されないかなぁ。
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